課題テーマ「霧降高原」第9回
2016年12月29日
課題テーマ「霧降高原」第9回
今回で課題テーマの「霧降高原」も9回目となります。完成に向かっているのなら良いのですが、完成間近と思っていても急に修正をしたくなり、結局大幅な変更で大きくずれ込むことも往々にしてあります。何とか年内の完成を目指したいと考えてはいますが・・・。
霧降高原には、3つの滝があります。上の滝は遠景ですが「霧降の滝」です。
2枚目の画像は、「玉簾の滝」です。岩の上を落ちる水の姿が、すだれのように見える所から付いた名前だと思われます。
3枚目の画像は、「マツクラの滝」です。名前の謂れは分かりませんが、とても美しい姿の滝ですね。
課題テーマに挑戦「霧降高原」第9回
前回は、とても恥ずかしい作詞とは言えないようなものを載せました。正直、作詞は簡単と思ったことは殆どありません。「生みの苦しみ」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。簡単には作れず、迷って悩んで苦しんで、その中からやっと産声が上がるものと思います。苦しさの中から、閃きやアイデアが必ず湧いてきます。早速、修正したものを載せてみます。
霧降高原
1番 あなたと歩いたこの高原に 4 4 2 5
辺り一面咲いていた 3 4 5
黄色い花の日光キスゲ 4 3 7
今日はひとりで歩きます 4 4 5
暦は夏の終わりを告げて 4 3 4 3
病葉が風に吹かれて 5 3 4
舞い落ちてます 7
2番 あなたが優しく手を差し延べて 4 4 2 5
ふたり渡った丸木橋 3 4 5
あなたの愛に満たされていた 4 3 7
あの日は再び帰らない 4 4 5
どうして私ひとりを置いて 4 3 4 3
霧降の森はわずかに 5 3 4
色付いてます 7
3番 この世の儚さただ恨みます 4 4 2 5
霧にあなたの横顔が 3 4 5
微笑みながら浮かんで消えて 4 3 7
涸れてる涙を誘います 4 4 5
悲しさ癒えるその日は来るの 4 3 4 3
赤とんぼ宙に舞います 5 3 4
霧降の滝 7
※ 暦(こよみ) 病葉(わくらば) 儚さ(はかなさ) 宙(そら)
前回からこのように修正しました。大分良くなったかと思います。6行から1行増やして7行歌詞にしました。その大きな訳は、歌詞1番の中の起承転結の「転」が無いため脈絡が曖昧だったからです。・・♪ 今日は一人で歩きます ♪・・を入れることによって、その次のことばと繋がった、要するに脈絡が自然になったと思います。そのため、当然2番及び3番も7行にしました。
2番も大きく変えました。字脚を考慮しながらのことば選びは楽ではありません。イメージしながら、たくさんのことばを並べてみて、やっと辿り着くという感じです。
3番も修正してこのように変えてみましたが、この中でどうしても再度修正しなければいけないと思っている箇所が1カ所あります。それは・・♪ 悲しさ癒えるその日は来るの ♪・・の箇所です。これでは、主人公の心を表現しているとは言えません。いつ来るのということばは、とても冷静な客観的なことばだと思います。今は、愛する人の死が悲しくて居ても立ってもいられない状況ですから、早くこの辛さから抜け出したいと思う余裕はないと思うのです。
もう少し煮詰めてから、再度アップいたします。現在は、まだ7~8合目位と考えます。