課題テーマに挑戦「霧降高原」第11回
2017年01月02日
課題テーマに挑戦「霧降高原」第11回
皆さま、明けましておめでとうございます。上の画像は、昨日の元旦の夕方に散歩している時に撮ったものです。朝から、お屠蘇を頂きそして雑煮をたくさん食べましたので、小貝川という川の土手を散歩しました。ちょうど、天皇杯の決勝の中継を携帯のラジオで聞きながらの散歩でした。
私は茨城県人ですので、当然鹿島アントラーズのファンです。ドキドキしながらの散歩で、途中危ない状況の時には立ち止まってしまいます。同じ関東のチームなのに、大阪の吹田サッカースタジアムはほぼ満員のようでした。茨城の、そして神奈川県の川崎フロンターレのファンが大勢応援に駆け付けたのでしょう。勝敗は別として、両チームの死闘とも言える決勝戦に感動したひと時でした。
南西の空に富士山が浮かんでいました。ここつくばからでも、冬の間だけ富士山が見えるのです。夕焼けの中に浮かんだ富士山は、小さくしか見えませんでしたが神々しい姿でした。
夕日が沈む瞬間の画像です。本来なら、日の出を載せるべきでしょうが前夜遅かったもので撮れませんでした。
画像の展示位置が、逆になっております。本当は、この画像が初めに撮ったものです。冬の農村に浮かぶ筑波山です。
課題テーマ「霧降高原」第11回
大晦日に、これが完成と申しあげました。私は、ある程度満足をしていた訳です。サッカーの中継が終わり、「霧降高原」の作詞を思い出しながら歩いていました。辺りはもう真っ暗です。細い土手の上を、携帯を出して第10回のブログを何度も読み返しました。
何か、府に落ちないのです。その原因が初めは分かりませんでした。読み返した詞は、ただの感傷だけの作詞で、起承転結もはっきりせず、この作詞に何の意味があるのかと疑問を感じました。・・・まだ駄目だ。これでは作詞としての及第点には何かが不足している・・・と感じずにはおられませんでした。
ふと「霧降高原」の案内マップを思い出してみました。2番の歌詞では「丸木橋」を入れ、3番の歌詞では「マツクラの滝」を入れてあります。私の今回の歌詞では「日光キスゲ」から入りましたので、この場合のハイキングコースでは「霧降高原レストハウス」から「霧降の滝」に向かうコースになる訳でした。それなのに、私の作詞では2番と3番の内容が逆になっています。レストハウスから降りてくるコースでは、マツクラの滝に出会い、それから丸木橋を渡る筈なのです。
思い切って2番の歌詞と3番の歌詞を入れ替えたらどうなるだろうと考えたら、急に歩く速度が速くなりました。また、歌詞のタイトルも考えました。ただ「霧降高原」だけでは味がありません。「霧降高原哀歌」としてみました。いかがでしょうか?
家に付いた時は7時近くになっておりました。万歩計は、16,000歩を示しておりました。早速パソコンを開き、歌詞の2番と3番を入れ替えてみました。早速記してみます。
霧降高原哀歌
1番 あなたと歩いたこの高原に
辺り一面咲いていた
黄色い花の日光キスゲ
今日はひとりで歩きます
暦は夏の終わりを告げて
病葉が風に吹かれて
舞い落ちてます
2番 いのちの儚さただ恨みます
霧にあなたの横顔が
微笑みながら浮かんで消えて
私のこころを濡らします
水面に投げた小さな石に
赤とんぼ宙に舞います
マツクラの滝
3番 あなたが優しく手を差し延べて
ふたり渡った丸木橋
あなたの愛に満たされていた
あの日は再び帰らない
どうして私ひとりを置いて
霧降の森はわずかに
色付いてます
※ 暦(こよみ) 病葉(わくらば) 儚さ(はかなさ) 水面(みなも) 宙(そら)
不思議な感じがしました。起承転結が曖昧で、ただの感傷だけの作詞と情けなく思っておりましたが、2番と3番を一文字の修正もなく入れ替えただけですっかり雰囲気が変わりました。霧降高原の案内マップの順番に合わせただけです。私が一番気になっていたのは、前回の歌詞3番の最後の部分でした。現在の2番の最後です。・・・♪ 赤とんぼ宙に舞います マツクラの滝 ♪・・・これが歌詞の3番では、起承転結の完結にはならないと感じていたのです。ですが、入れ替えて・・・♪ 霧降の森はわずかに 色付いてます ♪・・・になったことで、全体を締めることが出来たのではないかと思います。感傷だけの作詞が、少し高尚になった気が致しております。また推敲して修正するかも知れません。
最後に平成29年が皆さんにとって、健やかでご活躍の一年となりますよう、心からご祈念申しあげまして、新年初めのブログとさせていただきます。