曲先に初挑戦「雪の比羅夫(ひらふ)駅」第3回
2017年07月24日
曲先挑戦「雪の比羅夫駅」第3回
「雪の比羅夫駅」第3回目です。日本の鉄道路線において本線と言われるものは沢山ありますが、先ず「函館本線」を選びましたのは、雪国ということを前提にしましたので、私の我儘なイメージで選びました。
また、函館本線の「函館から旭川」までの本当に多くの駅の中から「比羅夫駅」に決めましたのは、私は函館本線に乗ったことがありませんので、始めにネットで函館本線の路線図を見ました。「函館から旭川」まで順に見て行きながら、心に響いた駅名を先ず書き出しました。
数か所の駅名を記しました後で、今度はその幾つかの駅の周辺の観光や特徴を調べました。その上で、最後に残ったのが「比羅夫駅」でした。比羅夫駅は無人駅ですが、駅が宿泊施設になっており、ホームでバーベキューを楽しむことも出来る珍しい駅です。周辺には、羊蹄山・半月湖・鏡池・芝桜など他にもたくさんの素晴らしい所があります。ですので、「比羅夫駅」を選びました。
この前の第2回目にも載せましたが、羊蹄山をバックに、とても美しい芝桜です。驚きますのは、この敷地と芝桜が三島さんという個人の方の所有で、ご好意で解放して下さっているとのことです。芝桜の見頃は5月下旬のようです。
湖の樹木は紅葉で染まっていますが、雪に覆われています。この風景こそ、秋雪かと思われます。
曲先挑戦「雪の比羅夫駅」第3回
それでは始めます。曲先ですのメロディーの音数から字脚は以下のように決まっています。ただ、6行目については、これで決定したいと考えています。
1行目 〇〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇〇 〇〇〇 4 3 4 3
2行目 〇〇〇〇 〇〇〇〇 〇〇〇〇〇 4 4 5
3行目 〇〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇〇 〇〇〇 3 4 5
4行目 〇〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇〇〇 4 3 5
5行目 〇〇〇〇 〇〇〇〇 4 4
6行目 あ~あ 雪の 函館本線比羅夫駅
前回のことば集めを基本に、ことばを入れてみました。曲先の難しいところは当然ですが、自分の意思で字脚を決められないということです。決められた字脚の中で、メロディの雰囲気を壊さないストーリーを作り、且つことばを探して入れて行く作業になります。
雪の比羅夫駅
1番
1行目 昔のままの北国駅は 4 3 4 3
2行目 人影寂しい無人駅 4 4 5
3行目 記憶辿って歩きます 3 4 5
4行目 もみじが燃える半月湖 4 3 5
5行目 秋雪 しょうしょう 4 4
6行目 あ~あ 雪の 函館本線比羅夫駅
2番
1行目 優しい陽射し大地を融かし 4 3 4 3
2行目 けなげに彩る芝桜 4 4 5
3行目 春のあの日の想い出よ 3 4 5
4行目 涙が頬を濡らします 4 3 5
5行目 風花 ヒラヒラ 4 4
6行目 あ~あ 雪の 函館本線比羅夫駅
3番
1行目 ふたたび雪の北国駅に 4 3 4 3
2行目 あなたの思い出探す旅 4 4 5
3行目 凛と輝く蝦夷富士よ 3 4 5
4行目 コートの襟を立てました 4 3 5
5行目 銀雪 キラキラ 4 4
6行目 あ~あ 雪の函館本線比羅夫駅
※ 秋雪(しゅうせつ) 風花(かざはな) 銀雪(ぎんせつ)
いきなり3番までのことばを入れてしまい、申し訳ありません。お分かりかと思いますが、ここまでのプロセスを省いてしまいました。実際、何度もことばを入れ替えながら、試行錯誤を繰り返しここまで来たのです。もちろんこれが完成ではありません。
この内容では、ストーリーの脈絡がなっていませんし、主人公の想いがまったく伝わって来ません。倶知安の素晴らしさが生きていません。
本当はここまでのプロセスも開示したかったのですが、悩んで前に進むことが出来ずに、まったく余裕がありませんでした。もう、アップしなければという焦りもありました。もし、ここまでのプロセスに関しましてご質問等がありましたら、「お問い合わせコーナー」からお願い致します。誠意をもってお答えいたします。
次回は、もう少しストーリーの完成度を高め、またそれをことば選びに生かしたいと考えております。