課題テーマに挑戦「あたしはトイレの清掃員」第3回
2019年09月11日
「あたしはトイレの清掃員」第3回
また最近猛暑となり、早く涼しい秋がやって来て欲しいものです。私は9日の夜中に体を冷やし過ぎ、扁桃腺を腫らしてしまいました。昨日は一時8度8分まで上がった熱も、掛かりつけの医師の処方で、熱も下がり大分楽になりました。
「あたしはトイレの清掃員」などと突拍子もない作詞を始めましたが、作品化するかは分かりません。とにかく、体調が良くなったので第2回目の続きを行いました。前回は、「ことばを並べ」をしましたので、今回は字脚を揃えてみました。ご覧ください。
「あたしはトイレの清掃員」第3回
1番 亭主に先に逝かれたこのあたし 4 3 4 5
年金だけでは食べられず 4 4 5
古希を過ぎて就いた仕事は 3 3 3 4
みんなが嫌がるトイレの掃除 4 4 4 3
あたし平気さ仕事だよ 3 4 5
2番 あたしが好きで頼りの愛さんは 4 3 4 5
今年が傘寿のお姉さま 4 4 5
背筋伸ばし歩く姿に 3 3 3 4
まだまだこれからひと花咲かす 4 4 4 3
そんな意気込み感じます 3 4 5
3番 先輩諸氏の厳しいアドバイス 4 3 4 5
あたしはまだまだ未熟者 4 4 5
そんなあたし願いあります 3 3 3 4
済んだら流して下さいませね 4 4 4 3
胸に沁みますこの臭い 3 4 5
4番 かがむと腰が近ごろ痛むのよ 4 3 4 5
それでもあたしは負けないわ 4 4 5
褒めて欲しいたった一言 3 3 3 4
あなたのお陰で気分が良いと 4 4 4 3
それが何より励みなの 3 4 5
※ 傘寿 → さんじゅ (80歳の意味)
「ことば並べ」になかった言葉が結構入っています。それは、字脚を揃える過程で、別の言葉や類似の言葉を探して、何とか字脚を合わせたためです。この「字脚揃え」がなければどれだけ楽でしょう?この言葉を絶対使いたいと考えても、文字数(字脚)が合わなければ諦めるしかありません。
どうしても諦められないときは、その大好きな言葉の代償として、他の行の字脚もすべて変更しなければなりません。作詞の過程では、こうしたことは良くあり、その度ごとに悩まなくてはなりません。
作詞は難しい作業かも知れませんが、上手く言葉を合わせて、自分でも満足が行く作詞ができたら、それは至福のひと時となることでしょう?
ですが、完成と思っても、1週間くらいの期間をおいてもう一度読み返してみましょう?その時には気づかなかった別なもっと相応しい言葉の発見があったり、字脚が揃っていなかったことに気づいたりすることもよくあるからです。
今回の「あたしはトイレの清掃員」も、後日読み返す予定です。