「つい子どもを叱ってしまう親」
2021年10月28日
つい子どもを叱ってしまう親
9月30日をもって、「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が、全都道府県で解除されました。
このことによって、待ってましたとばかり居酒屋に多くのお客さんが集い、観光地にも同じように人が溢れ出しました。このまま第6派を抑え込むことが出来たらと願っております。
本日は、以前私が撮りました秋の風景画を紹介させて頂きます。
先ず上の画像も含めた3枚の画像ですが、日本3名瀑の一つに数えられる茨城県の袋田の滝です。別名「四度の滝(よどのたき)」とも呼ばれています。名前の由来には、西行法師がこの地を訪れたことに因んだ謂れがあります。
次は、紅葉の十和田湖の画像です。ちょうど紅葉がとても美しい時期でした。
以下は、奥入瀬渓流の画像です。静寂の中に聞こえるのは、せせらぎの音だけでした。
つい子どもを叱ってしまう親へのアドバイス
ある新聞の人生相談欄に「つい子どもを怒ってしまう」という主婦の悩みが記載されておりました。その記事を読んで、父親の自分も我が子を叱ってしまった、苦い昔が蘇りました。
私には3人の子供がおります。今は、それぞれ家庭を持っておりますので、叱ることはありません。叱られることはありますが・・・。
当時私は、妻ほど子どもと接する時間はありませんでした。毎日残業で、日曜日の朝、目を覚ました長女に、知らない人がいると泣かれたことがあったくらいです。
でも、子どもは可愛くて、もう本当に愛おしくて、時間があれば一緒に遊びました。
(長女が生まれた頃、ビデオカメラを購入しました。確か50万くらいで高額でした。VHSのテープで、休みの日はいつも撮りました。いつの間にか子ども達も成人し、棚の奥に長く放置したテープはカビが生えておりました。業者に委託して修復してもらいましたが、途中に何ヶ所もの映像の乱れがありました。
初詣で、我が子にカメラを向けていると、近くにいた小学生が数人、カメラの前でVサインをして覗き込み、誰がターゲットか分かりませんでした。カメラの大きさは現在のテレビカメラの大きさで、肩から吊るしたバッテリの重さは約4キロもありました)
私も子どもを叱ったことは何度もあります。今、思い出しても一番悲しい叱り方をしたのは、悪いことをした3歳だった次女に「ごめんなさい」を強要したときです。当然叱るのは親の勤めです。
どうしても素直にごめんなさいを言わない次女に、私は少しづつイライラしてきたのです。途中から、次女への躾ではなく、私は父親としての威厳を押し付けただけの愚かな父親になっておりました。
「ごめんなさいが言えないの?」
私は繰り返し、強く言いました。すると突然、次女は過換気症候群のような嗚咽をし始めたのです。私は驚きと恐怖とで、次女を抱き抱えたまま1階の妻の元に階段を走ったのでした。
何故あんな叱り方をしたのだろう?なんでもっと優しく諭して上げられなかったのだろう?
今思い出しても苦しくなり、次女に本当にすまなかったと謝りたい気持ちです。
私は3人の子どもを数えきれないくらい叱りました。その中には、上記のような今でも悔いの残る叱り方をしたことがたくさんあります。
【親へのアドバイス】
先日、サイクリングをしながら聞いたラジオで、小さな我が子を叱ってしまうという若い母親の「子を叱る前に」という対処方法の話しがありました。
因みに、パーソナリティの清々しい声の女性アナウンサーも、やはり感情的になって子どもを叱ってしまうとのことでした。
主婦のアドバイスですが、昼寝をしたとき、あるいは夜寝かしつけた後に、今日叱った倍以上に、いっぱいいっぱい褒めちぎるのだそうです。
〇 今日も1日元気でいてくれた。ありがとうね!
〇 夕飯のピーマンもちゃんと食べてくれたね。ありがとうね!
〇 おねしょも最近しなくなったね。ありがとうね!
〇 洋服も自分で着られるようになったね。ありがとうね!
〇 今日はちゃんと歯磨きも、自分から進んでできたね。ありがとうね!
〇 今日も幼稚園で洋服汚してくれたね。元気だね。ありがとうね!
〇 寝顔が可愛いね。ありがとうね!
〇 他にも、いっぱい、いっぱい、ありがとうね!!
もう褒めることは何でも良いから、思いつくだけ寝顔に話しかけるそうです。すると、こんな可愛い子どもを叱った自分が恥ずかしくなるそうです。そして、こころが豊かな思いに満ち溢れて来るのだそうです。
次の日、叱るとき「あっ、いけない!」と心に余裕が生まれ、以前よりも優しく叱れるようになったとのことです。
私も子育て現役時代に、この情報を知っていたら、私の後悔も間違いなく少なくなっただろうにと残念に思いました。
現役の子育て中のご両親に、少しでもお役になればと思い書いてみました。 おわり