郷愁を誘う画像
2015年10月14日
秋の景色
もうたくさんの秋の画像をご紹介させて頂きましたが、本日はろごきっとさんの「実りの棚田:明日香秋風景」を先ず紹介させて頂きます。
棚田でのコメ作りは大変は作業を伴います。平地であれば、今は大型機械を使用により1000平方メートル位ならアッという間に、田植えも稲刈りも済んでしまいますが、棚田では大型機械の使用は無理ですので、手作業の部分がかなりあると思います。また水の確保も大変なことだと思います。トラクターで自宅から田んぼに入るということは無理で、徒歩の場合が多いのではないでしょうか?
大変な手間をかけて収穫したコメも、その収入では暮らしていけないほどその価格は安いのが実情です。農家の跡継ぎの方は減る一方で、耕作放棄地がいたるところで見られます。最近は、そうした土地を借り受けて大規模稲作を目指す方も出てきてはおりますが・・・。
コスモスの花咲くこの棚田では、竹の棒に逆さに吊るし天日干しをしています。この作業も、平地ならトラクターで稲刈りをしながら脱穀までしてしまいますが、棚田では、こうした人力による辛い作業がたくあんあると思います。でも、稲刈りから脱穀・乾燥とすべて機械で行うコメよりも、こうして手間暇を掛けたコメの方がわたしははるかに美味しいと思っています。
自宅で食べる分の耕作なら、コメの値段が安くとも問題はありません。ですが、コメの販売収入で生計を営む農家の方は、とても暮らして行けず、兼業農家になるか後継者がいなければ、放置ということになりかねません。日本の稲作は、大きな問題を抱えています。