課題テーマに挑戦
2015年05月04日
「笛吹川」その(2)
さて前回から引き続きまして、「笛吹き川」の情報集めその(2)です。今回は、わたし原科香月がこの笛吹川に纏わるエピソードはないか?ということで調べてみました。ありました!とても悲しく哀れなお話です。このお話から、「笛吹川」の名前の由来までを知ることが出来ました。
・・・むかし、ここ芹沢の里にたいへん親孝行の権三郎という少年が母親と住んでいました。京より父を捜しにこの地まで来ましたが、すでに父は亡く、村人とともに暮らしていました。
人々は笛の上手なこの少年を「笛吹権三郎」と呼んでいました。
ある年の7月、大洪水に遭い、母子とも濁流にのみ込まれてしまい、幸い権三郎は自力で岸に上がり難を逃れましたが、母は流されて行方不明となってしまいました。母の好きだった篠笛を吹きながら、川を上り下りして捜しましたが見つからず、いつしか権三郎も疲れ果て川に落ち、下流の小松村まで流され、近くの長慶寺に手厚く葬られました。
その後、川の音が権三郎の吹く笛の音のように聞こえることから、誰とはなしに笛吹川というようになりました。・・・
「笛吹川」の名前の謂れは他説もありますが、わたし原科香月は、この「笛吹権三郎」の話を人情的に信じたいところです。ぜひ「笛吹権次郎」の逸話も歌詞に入れたいと思います。
この情報源は,山梨市様のホームページから転載させて頂きました。尚、「笛吹権三郎」の画像は「こゆきや」さんからご提供です。
こゆきやさんには、わたしの不躾なお願いに対し、とても親切に快諾下さいました。厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
次回、「笛吹川」の下流での街並みについては、近日中にアップさせて頂きます。