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2015年06月14日

IMG_0420「笛吹川」その(12)

前回「笛吹川 その11」では、『いよいよ「形が出来てきたら」に入ります。このことは、作詞の完成が近いことを意味しています。』とお話をさせて頂きました。そして修正した歌詞を殆ど完成のようなニュアンスで記載させて頂きました。そのつもりでした。

ブログカテゴリーの「形が出来てきたら」で次のように述べました。作詞がまとまってきたら、何度もなんども読み返しましょう。不自然なことばがないか、またもっと効果的なことばがないか、また文字数に問題がないかなど、何度も繰り返し読み返しましょう。

今回の歌詞を読み返して、大きな誤りに気付きました。それは、文字数(字脚)の数え方の誤りでした。歌詞3番の3行目をご覧ください。わたしは「止まったままの」を6文字と数えてしまいました。本当は、「っ」も一文字ですので7文字となります。歌詞1番も2番も6文字ですので、このままでは作曲の筧先生にご迷惑が掛かることは必定です。ですので、何とか雰囲気を変えずに別なことばを探しておりますが、相応しい言葉は浮かんでは来ません。

「笛吹川 その9」で、・・・「権三郎」は6文字です。歌詞の2番と3番の3行目に、6文字のことばを当てることは大変困難であろうと危惧しています・・・と述べましたが、その通りになってしまいました。6文字での表現言葉は難しいのです。5文字7文字ならかなり合致することばがあるでしょうが・・・。

             哀愁の笛吹川

1番  酔って月夜の この境内に        3   4   7    14

    むかし逢瀬の長慶寺           3   4   5    12

    母はいずこか権三郎           3   4   6    13

    愛しき女(ひと)は いずこの空か    4   3   7    14

    未練心を なぜ捨てきれぬ        3   4   7    14

    ああ 哀愁の笛吹川よ          2   5   7    14

 

2番  水面染めたる 桃源郷に         3   4   7    14

    肩を寄せ合う 影ひとつ         3   4   5    12

    永久の誓いと花一輪           3   4   6    13

    はにかむ君も 桃花となりて       4   3   7    14

    ひとり佇み あの日を偲ぶ        3   4   7    14

    ああ 哀愁の笛吹川よ          2   5   7    14

 

3番  想い重ねた 釜無川と          3   4   7    14

    末は夫婦(めおと)の富士川に      3   4   5    12

    時はあの夜で止まったままの       3   4   6    13

    君への愛は 叶わぬ夢か         4   3   7    14

    ふいに落とした 情けのしずく      3   4   7    14

    ああ 哀愁の笛吹川よ          2   5   7    14

 

今回の問題点につきましての、今後の方針は次回発表させて頂きます。

画像は、私が撮った写真で、低い松の葉の中に咲いた桔梗の花です。ちょっと面白いでしょう?

 

 

 

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