課題テーマ「傘」
2015年12月19日
作詞「傘テーマ」第5回
この作詞「傘テーマ」もご無沙汰してしまいました。少しでも早く進めたいと思います。
上の画像は、近くの公園での撮影です。もみじはとっても綺麗でした。下の画像は、十和田湖の行った時の紅葉の写真です。
作詞「傘」5回目
物語には、ハッピーエンドのものと悲しい結末との両方があります。わたしが心に残っているハーピーエンドは「白雪姫」「ロビンフッド」等が浮かびます。しかし、悲しい最後を迎える物語は数えきれません。「野菊の墓」「誰がために鐘は鳴る」他にもたくさんあります。
今回、「傘」の物語は自然に「悲しい物語」を選びました。それは、やはり幸せな物語よりも、悲しさ物語の方がインパクトが強く、視聴者に受け入れてもらい易いからです。でも、それを歌詞にするには、とても困難が伴います。なぜなら、起承転結をたった15行から20行くらいの文章でまとめるわけですから、言葉の流れを作ることが難しいのです。今回、3番で1~2番の幸せ感を一気にぶち壊し、聴く方に不自然さを感じ取られずに、一挙に涙の世界に誘うという歌詞にしたいと進めていますが、果たしてご覧の方たちはどのように感じられることでしょう?さっそく、5回目に入ります。
1番 小雨そぼふる キャンパス内を 3 4 8
濡れて歩いた この僕に 3 4 5
走って傘を 差しだした 4 3 5
おどろく僕に 笑顔のえくぼ 4 3 7
君と初めて逢った日は 3 4 5
冷たい秋の日暮れ時 4 3 5
甘い香りに 不思議な予感 3 4 7
2番 少し遅れた ただそれだけなのに 3 4 9
怒った振りした その顔が 4 4 5
ふいにアハハと無邪気に笑う 3 4 8
あの日からだね 傘は一つで 3 4 7
二つの影がひとつになって 4 3 7
歩いていたね どこまでも 4 3 5
雨に似合うね 柿の木坂は 3 4 7
3番 ある日待っても 見えない姿 3 4 7
君のふるいさと 行こうねと 3 4 5
ささやく僕に 笑う君 4 3 5
なぜか瞳は 潤んでいたね 3 4 7
舗道を走って はねられたって 4 3 7
後から聞いたよ 今いくよ 4 4 5
君のお墓に 涙で傘を 3 4 7
この時点では、字脚はバラバラです。また、3番の歌詞に整合性がありません。・・・後から 聞いたよ 今いくよ・・・。その前の歌詞から、一挙に慟哭の最後に向かう筈ですが、脈絡がないためこれでは、聴いた人には何が何だかわからないという歌詞になっています。
次回は、字脚とこの3番の歌詞を修正したいと考えています。