課題テーマ「天の川」
2015年12月21日
課題テーマ「天の川」第8回
もう今年も残すところ10日となりました。この「原科香月の作詞教室」を開設して約8ヶ月になります。おかげ様で、南は沖縄から北は北海道までの全国の方に、私の拙い作詞のプロセスを見て頂いております。お気づきのことがありましたら、一人でも多くの方からのご意見を拝聴させて頂きたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。
それではさっそく画像のご紹介から始めたいと思います。この画像は、とらいどっくさんの「10月の富士山」です。季節は過ぎましたが、やはり富士山の美しさは格別です。この画像は、全体の構図も素晴らしく、素人の私にはとても参考になる画像です。
この画像は、hanahanaさんの「あさがきた」というタイトルの画像です。拡大してご覧ください。とても明暗のバランスが素晴らしく、こういう撮影の仕方もとても勉強になります。
作詞「天の川慕情」第8回
前回は字脚が全く合っておりませんでしたので、今回は字脚を合わせてみました。歌詞の良し悪しは別としまして以下記してみます。字脚を修正したところを紺色で表示しています。数字の一番右は行の合計文字数です。ですが、歌詞3番の笹の葉にが5文字になり、この1ヶ所がどうしても字脚揃えられませんでした。
1番 こんなに愛した人なのに 4 4 5 13
逢ってはならない 浮世の二人 4 4 7 15
運命(さだめ)の糸に引き寄せられて 4 3 7 14
年に一度の 逢瀬の今夜 3 4 7 14
誰にも知られぬ 隠れ宿 4 4 5 13
月にも内緒よ 天の川 4 5 5 14
2番 どうして二人は許されぬ 4 4 5 13
世間に背いて なぜ身を焦がす 4 4 7 15
許して欲しい七夕の日は 4 3 7 14
たった一夜の 織姫になる 3 4 7 14
それから再び 人の妻 4 4 5 13
許してお願いよ 天の川 4 5 5 14
3番 笹の葉に吊るした短冊は 5 4 5 14
真っ赤な色です 私の願い 4 4 7 15
この次生まれてきた時は 4 4 5 13
二人は夫婦に なれますように 4 4 7 15
悔いはないです この人生に 3 4 7 14
輝く銀河です 天の川 4 5 5 14
字脚を揃えることは、作詞にとってとても重要なことです。また一番難しいところです。無理して字脚を合わせることばかりに集中してしまいますと、脈絡がない歌詞に、また流れるような旋律の歌詞にはなりません。この段階では、まだ7合目辺りでしょうか?次回は、もうすこし3番の歌詞を考え修正したいと思います。尚、今回から歌詞のタイトルを「天の川慕情」と致します。