課題テーマ「銀盤の風」第6回
2016年01月15日
課題テーマ「銀盤の風」第6回
おはようございます。課題テーマ「銀盤の風」も今回で6回目になります。ほんの僅かずつですが進んでいます。今回も、先ず「私のお勧め画像」から入りたいと思います。今回の画像の提供者は、「ブンブン」さんです。ブンブンさんの画像を4点ご紹介させて頂きます。1枚目の画像は「初冠雪」です。この初冠雪の山は、乗鞍岳です。乗鞍岳は、標高3000mあります。手前の樹木はまだ紅葉しているところです。このくらい高い山では、比較的低地では紅葉の季節でも、すでに氷点下の世界なのですね。
この2枚目の画像は、「上高地」です。上高地には、友達や家族と何回か行ったことがあります。夏に行った時はすごい人出で、お土産屋さんの辺りは都会のようでした。この画像は、川が流れ、とても静寂な感じがします。せせらぎや鳥の声などが聞こえて来るようです。
3枚目は、「噴煙?」です。この噴煙が上がったように見える山が、有明山で、標高2268mです。別名を「信濃富士」と呼ばれているそうです。後方に見える白銀の山は、北アルプスとのことです。雄大ですね。
4枚目は、「虹」です。私には、この位置が分かりませんが、画面をクリックして観てください。とても虹が綺麗です。ブンブンさん、また素晴らしい画像をご紹介させて下さい。蝶や鳥などの美しい画像をたくさん撮られていますので、今度はそちらの画像をご紹介させて頂けたらと思います。ありがとうございました。
作詞「銀盤の風」第6回
前回5回目では、行数と字脚を合わせてみました。「作詞」では、行数と字脚が合っていないと、いくら感動的な内容でも「作詞」とは言いません。「散文詩」と言わなければなりません。作曲家の先生にお願いすることは出来ません。「詩」の内容よりも、行数と字脚は「作詞」の基本として先ず優先させる必要があります。
ですが、初めから行数と字脚は考えなくとも良いのです。繰り返しになりますが、①最初にイメージを膨らませる。②イメージに合わせてことばを書き溜める。③ことばを1番から3番までに並べる。④行数、字脚を揃えていく。その中で、ことばや流れに配慮し、修正する。⑤繰り返し修正 ⑥推敲の繰り返し ⑦完成となります。
今回6回目は、上記の④と⑤の作業という内容になります。ここで、大切なことは焦って完成を急いではなりません。全体の流れに不自然なところや、もっと相応しいことばがあるかも知れません。初めから完成までを、私はだいたい10回くらいを目安にしています。もしかしたら、思いのほか閃きに恵まれ3~4回で完成することもあるかも知れません。でも、一生懸命考えてもイメージを膨らませようとしても、何も浮かばず焦ることもあります。
今回の「銀盤の風」は、イメージは浮かんでいるのですが、その世界に心が入り込めず、ことばが出てこないのです。焦りを感じました。こういう時は、ひたすら思いを馳せて、ことばが出るのを待つしかありません。前置きが長くなりました。前回からの続きに入ります。前回は、④の行数、字脚を揃えるというところまで来ました。ですが、一応揃えたにしても、後から読み返してみると、流れやことばに不自然さが目立ちました。今回修正してみましたの記します。
1番 詠うよ 詠うよ 風が詠うよ 4 4 7 15
僕といっしょに 風が詠うよ 3 5 7 15
僕としずかに 詠うよ風も 3 4 7 14
父と母とに 愛をありがとう 3 4 8 15
見つめる人に 感謝を込めて 4 3 8 15
広い銀盤 詠って回るよ 3 4 8 15
2番 走るよ 走 るよ 風が走るよ 4 4 7 15
僕といっしょに 風が走るよ 3 5 7 15
僕の後ろに 走っていくよ 3 4 7 14
凛と清しい 光る銀盤で 3 4 8 15
すべてを魅せる 歓びのこの日 4 3 8 15
秘めた想いを 炎と燃やすよ 3 4 8 15
3番 踊るよ 踊るよ 風が踊るよ 4 4 7 15
僕といっしょに 風が踊るよ 3 5 7 15
僕が舞うとき 踊るよ風も 3 4 7 14
高く舞うとき 二人宙になる 3 4 8 15
終わりがやがて 訪れた時に 4 3 8 15
風は優しく 微笑みかけるよ 3 4 8 15
※ 宙(そら)
6回目は、前回で修正できなかった1番の5行目の「感謝」ということばが2回続いたのでその修正と、2番の5行目の文字が1字多かったのでそれの修正が中心でした。ですが字脚を合わせようとして、大き間違いに気付いておりませんでした。この時点では、やむを得なかったのかも知れません。
それは各行の7文字及び8文字のことばです。同じ7文字でも4文字+3文字=計7文字という場合と 3文字+4文字=計7文字と別々ではでは駄目なのす。1番から3番まで、どちらかに統一していないと、歌った時に意味の分からない歌詞になってしまうからです。特に、いくら文字数が8文字で合っていたとしても、3文字+5文字=8文字 4文字+4文字=8文字 5文字+3文字=8文字 このように分かれている場合は最悪です。
前回の私の「行数と字脚合わせ」では、この8文字が1番から3番までが、まったく上記のような状態でした。もちろん作詞の過程ですからまだ許されます。今は、「④行数、字脚を揃えていく。その中で、ことばや流れに配慮し、修正する。⑤繰り返し修正」この段階ですから、こういうところを修正していけば良い訳です。
今回修正いたところを赤く染めてあります。見ずらいかも知れません。その場合、ワードにコピーして修正のうえ、印刷してご覧頂けたらと思います。今回で、やっと7合目位まで辿り着いたと思っています。