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課題テーマ「霧降高原」第10回

2016年12月31日

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今年も今日が最後の日です。この課題テーマに挑戦「霧降高原」も第10回となり、本日でひとまず完成とさせて頂きます。もちろん私は完璧とは思っておりませんので、年が明けてから再度読み返し、もしかしたら修正をするかも知れません。

名前の通りすごい霧

8月末の霧降高原は、あいにくとてもすごい霧でした。こんなに深い霧は、むかし山に登った時以来でした。ですがとても魅力がある高原で、作詞をするに相応しい風景でした。9月にも訪問しましたが、この高原をすべて歩いたわけではありませんでしたので、ネットでの情報収集もたくさん行いました。

兎にも角にも、今回を区切りの最終回とさせて頂きますが、できれば作曲・歌入れまで進めたいと考えています。

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この画像は前回も載せましたが、「マツクラの滝」です。どうして他の滝を差し置いて載せたかと言いますと、今回ことばの修正をし、この「マツクラの滝」を最後の結びの言葉にしたからです。歌詞と言えども整合性が必要なため、「霧降の滝」から変更しました。さっそく最終回の「霧降高原」の作詞を記します。

課題テーマに挑戦「霧降高原」第10回

霧降高原

     霧降高原

  1番   あなたと歩いたこの高原に    4  4  2  5    

       辺り一面咲いていた       3  4  5

       黄色い花の日光キスゲ     4  3  7

       今日はひとりで歩きます    4  4  5   

       暦は夏の終わりを告げて       4  3  4  3   

       病葉が風に吹かれて       5  3  4   

       舞い落ちてます         7 

 

  2番   私に優しく手を差し延べて   4  4  2  5

       ふたり渡った丸木橋      3  4  5

       あなたの愛に満たされていた  4  3  7

       あの日は再び帰らない     4  4  5

       どうして私ひとりを置いて   4  3  4  3   

       霧降の森はわずかに      5  3  4  

       色付いてます         7

 

  3番   いのちの儚さただ恨みます   4  4  2  5 

       霧にあなたの横顔が      3  4  5

       微笑みながら浮かんで消えて  4  3  7 

       私のこころを濡らします    4  4  5

       水面に投げた小さな石に    4  3  4  3

       赤とんぼ宙に舞います     5  3  4

       マツクラの滝         7

  ※ 暦(こよみ) 病葉(わくらば) 儚さ(はかなさ) 宙(そら)

 

今回修正した箇所は赤い文字の部分です。歌詞3番1行目の ・・♪ この世の儚さを ♪・・ → ・・♪ いのちの儚さ ♪・・ に変えました。この世の儚さでは抽象的すぎて、主人公の愛する男性が亡くなったとの表現には相応しくないと思ったからです。作詞は、物事をありのままに表現するのではなく、含みを持たせることの重要性は理解しているつもりですが、内容が曖昧では上手く伝えることが出来ないと思います。

最後にやはり歌詞3番の ・・♪ 悲しさ癒えるその日は来るの ♪・・ → ・・♪ 水面に投げた小さな石に ♪・・ の部分ですが随分苦しみました。皆さんにこのことばの意味が上手く伝わるか自信はありませんが、主人公の女性の切ない気持ちを表現したつもりです。

最後の霧降の滝をマツクラの滝に変更した訳は、霧降の滝への道路が封鎖され近づけませんので、小石の投げ入れが可能でとても美しい「マツクラの滝」に入れ替えたのです。

次回、平成29年からの「課題テーマ」は、千葉県か埼玉県の関東地方を考えておりますが、このホームページをご覧の方で、ぜひ「私の故郷あるいはお住まいの所を歌詞にして欲しい」とのご希望がありましたら、「お問い合わせはこちらから」までお願い致します。岐阜・富山・福岡・高知・福島・栃木・山梨以外の都道府県のご提案なら複数お受けしたいと思います。(挙げさせて頂きました地域は、既に作詞が済んでいる県です。北海道も可能ですが、その場合は具体的な地名等をお教えください。)

お断りをさせて頂きますが、この「作詞教室」は利益を目的とはしておりませんので、ご提案を頂いても金銭を求めるようなことは一切ありません。この教室をご覧の方々は仲間です。ぜひご提案をお待ち致しております。

皆さまが、また来年も健やかで輝かしい一年でありますようご祈念申しあげます。

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