課題テーマに挑戦「鳥海山」第39回
2018年01月27日
課題テーマに挑戦「鳥海山」第39回
窓から降り注ぐ陽射しには、それなりの暖かさを感じます。しかし、我が家の前の畑には雪がまだ一面残っています。風が冷たいのです。
この課題テーマに挑戦の「鳥海山」ですが、今回で39回となります。少し焦っています。別な「課題テーマ」に移れないこの状態ですと、1年間に3曲程度しか作れない計算になります。もちろん数が多ければそれが一番良いという訳ではありませんが、年間に5曲程度を作りたいというのが私の希望です。一つのテーマについて、20回以内で完成させたらというのが願いです。
さっそく「鳥海山物語」の作詞に入ります。今日は仕事が休みですので、6時過ぎからパソコンに向かいました。いきなり作詞という訳でなく、「鳥海山物語」の気になる個所を読み返し、多少修正したりしてからおもむろに作詞作業に入ります。今朝は前回、前々回の「ことば集め」を参考にしながら、歌詞1番から3番までを修正しながら纏めてみました。また、その後字脚を合わせ、とにかくの作詞を脱稿させました。
「鳥海山物語」
1番 あぜ道にコスモスの花咲乱れ 5 7 5
凛々しくそびえる鳥海山よ 4 4 7
ふたり逢瀬の御嶽の神社 3 4 4 3
木洩れ日に白く浮かんだ横顔の 5 3 4 5
浴衣の花よりなお美しく 4 4 7
2番 この想い何故に届かぬあの人に 5 7 5
夜更けにつづった涙の手紙 4 4 7
便り届かぬ寂しいこころ 3 4 4 3
境内のあの日二人の抱擁が 5 3 4 5
私のこころを支えています 4 4 7
3番 山裾も色とりどりに燃えてます 5 7 5
わたしの生き方鳥海山は 4 4 7
きっと分かってくれるでしょう 3 4 4 3
拝殿の鈴を鳴らして祈ります 5 3 4 5
溢れる涙の白無垢姿 4 4 7
こうして見ますとこの詞は5行詞になります。私の今までの作詞は殆どが6行詩です。5行詞がいけないということではありませんが、この詞の中で3番が少し気になります。
由美子には将来を近い合った、そして最も愛する総一郎がいるにも拘らず、信彦と婚礼の日を迎えたのです。もちろん、由美子はこれが総一郎にとって、またお互いの親や親戚の人達のための最良の道と決めてのことでした。
この由美子の気持ちが3番の歌詞では少し弱いと思うのです。そこで1行付け加えてみました。
3番 山裾も色とりどりに燃えてます 5 7 5
わたしの生き方鳥海山は 4 4 7
きっと分かってくれるでしょう 3 4 4 3
拝殿の鈴を鳴らして祈ります 5 3 4 5
あなたの幸せ祈ります 4 4 5
溢れる涙の白無垢姿 4 4 7
この1行を付け加えることによって、由美子の気持ちをより一層表現することが出来たように思います。ですが、ここに大きな問題があります。折角、字脚も揃えて曲がりなりにも、作詞の脱稿をみたのですが、ここからまた歌詞1番と2番にも、4行目の後に1行追加したことばを入れる作業が必要となってしまいました。
より優れた作詞の完成を目指すのが作詞者の仕事ですから、労を惜しまずに頑張ろうと思います。このままですと、完成も間近かと思われます。