課題テーマに挑戦「春日山」第8回
2018年06月16日
課題テーマに挑戦「春日山」第8回
課題テーマに挑戦「春日山」は、第1回目(平成30年1月28日)から約5ヶ月になりますが、まだ4合目位しか進んでいません。ストーリーについて考えると、どうしても悩んでしまいます。
(画像は、上から「春日大社と藤の花」「春日山原始林」原始林の中にある「鶯の滝」です。)
春日山の原始林は、春日大社の神山として千数百年もの長い間伐採を禁じられてきたことから生まれたものです。春日山を語るには、春日大社について、また春日大社の創建時の前後の歴史を知ることも重要です。藤原京から平城京そして長岡京と、この春日大社にはどうしても切り離せない歴史があります。その歴史を忘れて、単に原始林を歩いた情感のみの作詞ではあまりにも底の浅い作詞になってしまうのではと恐れます。
結局、何の結論も見出せないまま時間だけが過ぎて、ただ焦ります。学んだ歴史を織り交ぜながら、現代の若者が「原始林を散策しながら古を忍ぶ」そんなストーリーしかないのかなと己の無能さを改めて気付かされた次第です。ほんの僅かな「ことば集め」をしましたので、アップさせて頂きます。脈絡もストーリーもない「ことば集め」ですが、今後の方法としましては、このことば集めをもっと充実させ、その中から何とかストーリーを生み出す以外方法はないと思っています。
ことば集め「春日山」
千年をはるかに超える歳月を
春日大社に守られて
今も変わらぬ原始林
人の世の移ろいを感じさせない遊歩道
私はひとりで歩きます
愛する母との永久の別れ
あなたと別れたこの悲しさを
古(いにしえ)人も耐えたのでしょう
静寂(しじま)に今も息吹く緑の香り
私に生きる力が湧きました
人は今を生きるもの
ビルの谷間から逃れてあるく遊歩道
人の世の移ろいを感じさせない原始林
古人も恋の儚さに頬を濡らしたことでしょう
栄枯盛衰世の常なれど
今も変わらぬ春日の大社
御笠の山に満月の月
仲麻呂は唐の都で見る月に
三笠の山に登る月
重ねて涙の平城京
仲麻呂が唐の夜空の満月に
春日の山に登る月重ねて募る
望郷の念
春日の山の満月を
ホテルの窓から眺めます
この僅かな「ことば集め」を膨らませてながら、ストーリーのキッカケを掴みたいと考えています。少なくとも10月までには、歌詞の完成そして筧先生への作曲・編曲依頼、そしてまた現段階では想像もできませんが、どなたかに歌唱をしていただけたらと願っています。