課題テーマに挑戦「唐津市」第8回
2019年03月10日
課題テーマに挑戦「唐津市」第8回
玄界灘のハマヒルガオ
潮かをる北の浜辺の砂山の かの浜薔薇よ今年も咲けるや
実は、唐津市のハマヒルガオについての紹介記事や画像を見ていて、高校生の頃いつもカバンに忍ばせていた石川啄木歌集の中の一編を思い出したのです。
初夏の砂丘の花
(松原国民宿舎裏の東の浜)
(舞鶴公園下から旧大成小学校裏までの西の浜)
5月の終わりから6月に入ると唐津市から玄界灘の海岸には、アサガオやヒルガオに似た薄い紅紫色の花を付けたハマヒルガオが満開です。
広々とした砂浜一面に光沢のある濃緑色の葉と紅紫色の花のコンストラストとの光景は、素晴らしいものです。初夏の砂浜を彩る風物詩で、年に一度は訪ねてみたい花です。
日本全土からアジア、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ太平洋沿岸と太平洋諸島に広く分布する海洋型の海岸植物です。
唐津周辺では、唐津市から東松浦郡を通り伊万里市までの海岸に分布しています。また、神集島、松島、加部島、小川島、加唐島、馬渡島、向島などの島々でも見ることができます。
唐津市では虹の松原国民宿舎裏の東の浜、舞鶴公園下から旧大成小学校裏までの西の浜海岸が、見学適地で、開花時期に訪れえると、大群落を観察することができます。
初夏の照りつける太陽のもとに咲き誇った花も、7月には終わりを告げます。秋に砂浜を訪れると、ハマヒルガオの周りには黒く熟した種子が散乱しています。
この種子が玄界灘の荒波に乗って、あちらこちらに流れ着いて芽を出し、また、多くの子孫を増やすのです。
今回の、初夏の砂丘の花というタイトルは、作詞をするにはとてもイメージし易い感じが致します。ズバリそのまま「初夏の砂丘の花」でも行けますし、「玄界灘のハマヒルガオ」でも歌の題名に相応しいかと思います。前回の「波戸岬」に続いて作詞が出来そうな雰囲気が漂って来ました。
※ 記載させて頂きました記事は、唐津市さまのHP「初夏の砂丘の花」からの転載です。尚、ハマヒルガオの東の浜と西の浜の画像は「九州のまじでイイ宿」さまより、またその他のハマヒルガオの画像はウィキペディアさまからお借りいたしました。