課題テーマに挑戦「金沢市」第11回
2020年05月03日
課題テーマに挑戦「金沢市」第11回
アイキャッチの画像は、金沢和風菓子です。この和菓子の歴史ですが、古いものは1590年(天正18年)、前田利家が入府した頃には城の周囲に菓子屋はなく、そこで当時の御用菓子処だった堂後屋三郎衛門が片町に1600坪の邸宅を拝領し餅菓子店を始め、金沢和菓子の元祖と言われているそうです。
日本人が感じる四季折々の自然や、年間の様々な行事や祝い事などに作られてきたそうです。
この画像は、「緑の小径」です。この緑の小径は、21世紀美術館から「鈴木大拙館」をつなぐ小径で、心静かな物思いにふけながら歩くにはもってこいの小径と評判です。
春には若葉の香りで満ちたこの小径も、ご覧のように秋には美しい紅葉と変わります。
この緑の小径の先には「鈴木大拙館」があります。
鈴木大拙館の、水鏡に浮かぶ「試案空間棟」です。この「鈴木大拙館」は、金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡を、広く国内外に伝える場として利用されることを目的に2011年10月18日に開館されました。
この建物は「足軽資料館」です。戦国時代の世において、前田藩の城下町に住んでいた足軽は、庭付きの住居が与えられていたそうです。普通、足軽の住居と言えば、隣の家が続く長屋を思い浮かべてしまいますが、そうではなく独立した住居ということで、前田家の財力が豊かであったと想像されます。
この頃は現代と違い、1日の食事は一汁一菜、朝夕の二回というのが普通だったそうです。江戸の中期ごろに一日三食の食事をとるようになったと言われています。
この足軽の住まいは、武士社会にあって一番身分の低い足軽の住居とは思えない広さです。
金沢を表現するには、まだまだこれだけの画像と説明では足りません。ですが、それではいつまでたっても「金沢の作詞」には辿り着けなくなってしまいます。今後の進め方としましては、ご紹介しました画像を用い、その背景等を探りつつ、作詞のイメージを掴んでいけたらと考えています。 ※出典 金沢観光協会「金沢旅物語」