課題テーマに挑戦「恋路ヶ浜」第2回
2021年02月13日
課題テーマに挑戦「恋路ヶ浜」第2回
今日のつくばは穏やかに晴れており、気温は日中16℃くらいまで上がるようです。
蕗の薹が生えて来た、あるいは桜の開花が見られる等の、各地から届く春のニュースに、コロナ禍の最中であっても、やはり心がウキウキしてしまうのは私だけでしょうか。
皆さんも、ワクチン接種等の恩恵により一日も早く収束し、自由に表に飛び出したいと考えておられることと思います。その時は、私もしばらく控えている旅行に出かけたいと思っています。
出来ることなら伊良湖岬に直接伺い、今回の課題テーマの「恋路ヶ浜」の潮の香りや波の音を肌で感じたいものです。
恋路ヶ浜 第2回
前回の第1回「恋路ヶ浜」では、多少全体のイメージは掴めたと思われますが、もう少し気付かなかった点を掘り下げていきたいと思います。
下の画像は、手前の「伊良湖岬灯台」から右側に「恋路ヶ浜」そして一番奥に「日出の石門(ひいでのいしもん)」が見えます。(画面をクリックして拡大してご覧ください)
今回は、三島由紀夫の「潮騒」の舞台となった「神島」と海の中でポッカリ大きな穴をあけている不思議な岩「日出の石門」を重点的に取り上げてみたいと思います。
【神島】
恋路ヶ浜から直ぐ近くに見える神島は、伊良湖岬から僅か5.5㎞の距離にありますが、三重県鳥羽市に属しています。
古くは、歌島(かじま)、亀島、甕島などと呼ばれました。神島の名が示すように、神の支配する島と信じられていたのです。後に八大龍王を祭神として八代神社(やつしろじんじゃ)が設けられました。神社には、古墳時代から室町時代にわたる総数百余点の神宝が秘蔵されています。≪各種の鏡(唐式鏡、和鏡)や陶磁器など≫
鳥羽藩の流刑地であったため、志摩八丈と呼ばれたこともあったそうです。小説『潮騒』の舞台であり、5回行われた映画化ではロケ地となりました。同作品中では歌島(うたじま)とされています。
下の画像は、映画のクライマックスシーンにも描かれた「監的硝跡」です。戦時中に旧陸軍が伊良湖から撃つ大砲の試着弾目視して確認するための施設だったそうです。
アイキャッチ画像の神島の山の中腹に「神島灯台」が見えます。(大画面でご覧ください)
神島と伊良湖岬の間は日本の三海門の一つとされる伊良湖水道で、「阿波の鳴門か音戸の瀬戸か伊良湖度合が恐ろしや」と船頭歌に歌われる海の難所なのですが、この灯台がしっかり海の安全を守っています。
【日出の石門】
恋路ヶ浜から1.2km東にある「日出の石門」の表情です。
本島はかつて海底に堆積して出来たチャートと呼ばれる岩でできており、それがその後の地殻変動などによって海面上に姿を現し、さらに海の波による浸食によって洞窟ができて現在の形になったと考えられています。
洞窟は岩を貫通しており門のようになっていることから「石門」の名があり、島には門が2つあってそれぞれ「沖の石門」「岸の石門」と命名されています。
この石門がよく眺められる場所は、日出園地として展望台などが整備されていますが、恋路ヶ浜などの伊良湖岬付近の海岸からも容易に見る事ができます。また、時期と門を見る場所を選べば、門の向こう側に日の出を望むことができるそうです。
<今後の方針>
なるべく早くことば集めに入りたいと考えていますが、まだイメージが湧いてこない状態です。まだ情報がしっかり頭の中で整理されておりません。自分がその場に居るという感覚に達しなければ、作詞作業には入れません。あせらず、進もうと思います。
※今回の情報はウィキペディア様よりの転載です。画像も一部を除いて拝借させて頂きました。