課題テーマに挑戦「恋路ヶ浜」第6回
2021年03月06日
課題テーマに挑戦「恋路ヶ浜」第6回
桃の節句・ひな祭りの日も過ぎて、来月は幼稚園や小学校などの入園・入学式を待たれているお子様も多いことかと思います。
幼子の成長は早く、出来ることなら今日の日を楽しみながら子育てをして頂きたいものです。私も昔、時間があれば車でドライブや公園の遊具などに連れて行っておりましたが、子育てを楽しむというほどのゆとりはなかったように思います。
叱ってしまったあの頃を思い出す度に、もっと別な方法で泣かせることなく導けたのにと、今になって後悔しております。
ふるさと恋路ヶ浜
1番 菜の花の 香りに誘われ 5 4 4
独り歩いたヤシの実の浜 3 4 7
初恋のこころ焦がれて 5 3 4
波と遊んだ十五の春に 3 4 4 3
愛しき故郷 恋路ヶ浜よ 15
2番 夏の夕 香れるハマユウ 5 4 4
伊良湖岬の灯台明かり 3 4 7
潮騒の調べ静寂に 5 3 4
肩を寄せ合い歩いたあの日 3 4 4 3
愛しき故郷 恋路ヶ浜よ 15
3番 古の 都を追われて 5 4 4
白砂青松恋路の果ての 3 4 7
歓びに二人むせびて 5 3 4
日ごと望郷募るは我の 3 4 4 3
愛しき故郷 恋路ヶ浜よ 15
※伊良湖岬(いらごみさき) 静寂(しじま) 古(いにしえ) 白砂青松(はくさせいしょう)
初めの物語の趣旨は「母と娘の情愛を背景とした抒情歌」をと考えておりました。ですが、ことばを集め直したり、並べ替えしたりするうちに、このような内容の作詞となりました。
作詞は一朝一夕には生まれません。今回も、なかなかイメージが浮かばず、パソコンで恋路ヶ浜の画像を見つめつつ、アイフォンで潮騒の音を何度も聞いておりました。自分がその場にいるような思いになりたかったからです。
歌詞作りにおいて通常はパソコンのワードを使用しておりますが、補助的な意味でA4サイズのノートも併用しています。この「恋路ヶ浜」のページには、散歩の途中などに思い付いて書き留めた紙片がかなり挟み込んであります。
もちろん今回で完成ではありませんし、今後大幅な修正となるかも知れません。作詞も発明も、何もない所からそれぞれ思い描きながら目的に近づこうとしていく訳ですが、このプロセスを余さず書き記しますと大変な量になります。
今回は、ことば並べをしていくうちに、字脚も一緒に合わせてしまいました。本来はストーリーに沿って、ほぼ満足のいくことば並べをした後、字脚合わせに入るのですが、本日の作詞は同時に進行させてしまいました。
前回からの修正は、殆んど早朝から昼前に終えたのですが、こういうことは珍しいことです。もっと時間をかけて推敲していきたいと思っています。